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【不動産の知識①不動産売買契約書とは?】
不動産売買契約書には不動産取引に関するさまざまな情報が記載されています。
たとえば売買契約書の一番始めの部分に記載されているのは、所在や地番、地積や地目、構造や延床面積など目的物を特定するための情報です。しかし取引される物件によっては実測図がなく、境界が不明瞭なものもあるので、引き渡し時までに境界の明示を買主に対しておこなうこともあわせて記載されています。
さらに取引に関する売買代金や手付金の金額、支払い時期についても明記されています。売買代金の支払いは契約時に手付金を、決済時に残代金を支払うという形を取ることが一般的です。しかし場合によっては中間金を支払うこともあります。
その他には所有権移転や引き渡しに関しての取り決めなどが記載される事項です。通常、所有権の移転は売買代金の支払いと同日におこなわれます。しかし転居をともなう売買や竣工前の物件では、別日に設定されることもあります。