静岡市には豊かな自然環境や歴史的な建造物、そして美味しい食べ物など、静岡市は大変人気のエリアとなっております。今回の記事では、静岡市駿河区池田にある「市指定有形文化財 旧エンバーソン住宅」の概要と特徴をご紹介します。
静岡市駿河区池田にある「市指定有形文化財 旧エンバーソン住宅」の概要
旧エンバーソン住宅は、静岡市駿河区にある市指定有形文化財であり、歴史的価値を持つ洋館です。1924年(大正13年)にアメリカ人の貿易商であるフレデリック・エンバーソン(Frederick Emerson)氏が建設しました。この住宅は、当時の貿易商の住居としての機能を持ち、静岡市における近代建築の一例とされています。
建物は、木造2階建てで、洋風のデザインが取り入れられており、特にアメリカン・コロニアル様式の影響が感じられる建築となっています。内部は、広いリビングルームや応接室があり、当時の生活様式を垣間見ることができる貴重な資料となっています。また、内部装飾や家具のデザインも細部にこだわり、エンバーソン氏の文化的背景を反映しています。
1970年代には、静岡市がこの建物を購入し、その後修復や保存活動が行われてきました。現在は一般公開されており、訪問者は当時の貿易商の暮らしや、戦前の日本における異文化交流の様子を知ることができます。
この住宅は、建築的にも文化的にも価値が高く、静岡市の歴史的資産として保護されています。
●所在地:静岡市駿河区池田2864-52
●アクセス:バス しずてつジャストラインバス 動物園線「日本平動物園」または静岡日本平線「動物園入口」下車5分 車 東名静岡インターから約30分
●料金:無料
●開庁日・開館時間:9時から16時30分
●閉庁・休館日:毎週月曜日から金曜日(休日の場合を除く)・年末年始(12月26日から1月5日)
静岡市駿河区にある「市指定有形文化財 旧エンバーソン住宅」の特徴とは
「市指定有形文化財 旧エンバーソン住宅」には下記のような特徴があります。
[特徴1]:西洋風の建築様式
旧エンバーソン住宅は、1920年代に建てられた西洋風の木造住宅で、主にアメリカ人宣教師ジョセフ・エンバーソンの住居として使用されていました。外観は白い木製の外壁と赤い屋根が特徴的で、当時の洋風建築の影響が見られます。
[特徴2]:和洋折衷の設計
住宅内部は、洋風の部屋と日本風の和室が組み合わされており、和洋折衷の設計が特徴です。日本の伝統的な建築様式と西洋建築の技法が融合し、両文化の生活スタイルを反映しています。
[特徴3]:保存状態の良さ
長年にわたって修復と保全が行われており、建物自体や家具、調度品などが当時のままの状態で保存されています。そのため、当時の生活様式や建築技術を知る上で重要な資料としての価値があります。
「市指定有形文化財 旧エンバーソン住宅」のおすすめポイントをご紹介します!
[おすすめポイント1]
歴史的な建築美
旧エンバーソン住宅は、大正時代に建てられた西洋風の洋館で、和洋折衷のデザインが特徴です。外観は赤レンガの洋風建築で、内部には和風の意匠が取り入れられており、当時の異文化融合を感じられます。
[おすすめポイント2]
貴重な文化遺産
静岡市指定の有形文化財として、エンバーソン一家の歴史や静岡の洋風住宅の発展に触れられる場所です。外国人居住者の生活様式や、その影響を受けた日本の建築文化について学べる貴重な機会です。
[おすすめポイント3]
静かな自然環境
駿河区の閑静な住宅地に位置し、周囲の自然環境と調和した落ち着いた雰囲気が魅力です。庭園を散策しながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
静岡市駿河区にある旧エンバーソン住宅は、明治末期に建てられた西洋風の木造建築で、市指定有形文化財に指定されています。エンバーソン夫妻が住んだことからその名がつけられ、静岡市内に現存する数少ない洋館の一つです。この建物は、柱や窓枠などに西洋建築の特徴が見られる一方で、日本の気候風土に合わせた工夫も施されています。庭園も美しく整えられており、当時の文化交流の象徴として、建築史的にも貴重な遺構とされています。内部は公開されており、往時の生活や異文化交流の歴史を感じることができます。
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